2012/04/02

厚生年金の保険料逃れ実名公表 4年に1度の調査を実施

 厚生労働省は厚生年金・国民年金の納付率改善をめざし、現行の年金制度の調査等を厳しくするそうです。

 単に社会保険の未加入者だけでなく、適正な標準報酬の設定に対しても見直しが必要です。

 厚生年金等の社会保険の未加入問題。

 未加入は問題外としても、定期的に発生する標準報酬の改定等の手続き。

 故意ではなくても、法律上の必要な改定手続きが漏れることはあるのではないでしょうか?

 この記事から、4年に1度の調査について全容は見えないまでも

 提出した「健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届」

 に対し、遡って実際の賃金支払い結果と照らし合わせる立入調査が定期的に行われるのではないかと想像されます。

 表の見間違い。算定すべき課目を勘違いにより計算を含めない等のミスは何時でも起こりえます。

 月の金額では僅かな金額です。

 しかし、遡って徴収されることによりかなりの金額になります。

 改めて、適正な標準報酬が設定されるように手順の再確認とチェックが必要ですね。



・2012年 4月 1日01時10分 日本経済新聞 電子版より抜粋
「厚生年金の保険料逃れ実名公表 厚労省、悪徳事業所告発も」
 厚生労働省は厚生年金への加入義務があるのに、保険料を払わない事業所の実名公表を柱とする収納対策をまとめた。

 日本年金機構が文書や訪問で、加入指導を実施。従わない悪質な事業所は実名を公表し、告発も検討する。

 今後3年以内に、保険料を払わない事業所を半減することを目指す。

 また、厚生年金に加入する全国175万の事業所に対し、最低でも4年に1度の調査を実施する。

 保険料の支払いや届け出がきちんと行われているかをチェックする。

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