2019/04/01

新年度スタート。4月1日が月曜のため各企業で一斉に入社式と新人教育が開始。


 新年度最初の恒例行事として気を張るのが入社式。

 入社式が終わり一息つく暇もなく、新人教育の時期が続きます。

 本年の年度開始は月曜スタートなり非常に区切りの良い年度となりました。

 このため、大学等の卒業者と高校卒業者の入社式や研修を同時スタートすることも容易。

 月曜スタートであるため研修日程を組むには都合の良い日程。

 しかし、受講側の社会人一年生となる新入社員にとっては休日が遠い日程。

 特に社会経験の少ない高校卒業生にとっては、週の途中で息切れもするのではないでしょうか?

 社会人となった以上、高卒でも厳しく・・・

 という安易な考えで研修を推し進めることは今や時代錯誤。

 現在の新入社員に合わせた研修予定を組むことが求められます。


 例え今時の風潮を掴めていない場合でも、今や就職は学生にとって完全な売り手市場。

 就職活動に苦労や不安を抱えての長期間活動をした者はおらず、転職も容易であることから必然的に離職率が非常に高いことは想像がつくのではないでしょうか?


 昨今の新卒の多くは基本的に受動型であり、会社内での必要以上のコミュニケーションを嫌がる傾向にあります。

 親睦会をはじめ業務以外での必要以上の干渉には注意しなければなりません。

 しかし、受動的であるため自ら気付くということを期待するのではなく、周囲が気にかけ指示や指導を行はなければなりません。

 新社会人にとって非常に重要となる1週間。

 新入社員について様々な角度から圧迫するものでなく、かつ必要な研修を推し進めるため、研修担当者はスケジュールの調整だけでなく、その距離感上手く掴むことが求められます。

 数年後に見返したとき、離職率が平均より高いか低いものとなるか。

 研修時に感じた距離感や個々の特徴を捉え、

 研修後の配属先でも同様の問題が起きないよう配属先と十分に調整し、今の新社会人に沿った受け入れ体制を整えることが求められます。

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