2019/06/08

経団連指針による大卒の採用選考開始から1週間。内定率5割超えの中で中小企業は地元就職希望等的を絞った活動を

 6月1日、経団連の指針による2020年3月卒業予定の採用選考が開始。
 開始時点で内定率が5割を超える過去最高の状況。
 魅力ある大手企業でも既に経団連の指針の影響を受けない外資系を始め、経団連の指針に反して既に選考等を終えた企業からの争奪状況。
 事業規模の大きさ、ブランド力の低い中小企業では、売り手市場の採用活動では競い合う立ち位置大きく違います。
 しかし、少なからず一定数存在する地元就職やUターン組など、転勤等を希望しない採用において大きくリード出来ます。

 採用選考等の情報を集める中、人手不足が深刻となる中で超売り手市場となる2020年3月卒業予定の採用選考。
 ブランド力等に大きく差がある中小企業にとって、必要な採用人数確保は頭の痛い問題です。
 給与面や福利厚生など単純比較での競争は到底敵わない企業が殆ど。採用担当者にとって、悲観的な状況です。

 その状況でも採用人数を確保するためには、応募者に対して自社の魅力をアピールする機会を得ることや、マイナー希望の応募者に添えること等が必要となります。

 地元就職やUターン就職。転勤がNG等の希望者をマイナー希望というの語弊がありますが、就活学生の全体から見れば少数であることも事実。これら応募者を上手く捉えた採用活動が、採用人数の獲得に繋がると思われます。

 これから大手企業による一斉採用選考からワンテンポ遅れる形で、地域企業等による合同面接会が各地域で行われる時期に突入します。
 地域企業での採用活動での争奪戦においては、大手企業等のような大きな求人条件格差もないことから、合同面接会等への学生の参加者少なくとも少なからず勝機が生まれます。
 但し、本年の地域企業の合同面接会では、参加する学生がこれまで以上に少ないことも見込まれ、特に終盤になるほど状況が悪化しているのではないかと予想されます。
 早い段階で4大卒から短期大学卒等へターゲットを切り替えることも視野に、参加人数や参加する学生の希望。学部や学区種別を捉えた対応が求められます。

 過去に超売り手市場となった時には、参加する合同面接会によってはまさに閑古鳥が鳴く状態。就活学生よりも企業担当者の方が多いということもありました。
 本年も参加する合同面接会によっては同じ状況に遭遇することも予想されます。参加した結果、何の応募もなくということもあるでしょう。しかし、その時の状況を掴むことが出来たと頭を切り替えることが大切。
 地元大学等の学内合同面接会に的を絞るなど、応募者とのファーストコンタクトを可能な限り得る機会を設け、採用選考へと道を繋げることが求めれます。
 まあ、担当者としては採用できればそれだけでラッキー。なんて心境も多いのですがね。がんばりましょう。


 採用スケジュール等については、
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