2019年9月の熱中症による救急搬送9,532人。前年より6,721人の増加。
熱中症による救急搬送は9,532人。前年同月2,811人から6,721人の増加となり、熱中症対策に求められる企業の安全配慮が益々重要となってくことが推測されます。
熱中症による救急搬送の内、発生場所別(構成比率)として企業に関係したものは、
仕事場 1,408人 構成比 14.7%
内訳:
・道路工事現場、工場、作業所 等 1,051人 構成比 11.0%
・田畑、森林、川等(農・畜・水産作業を行っている場合のみ) 357人 構成比 3.7%
熱中症対策について業界団体をはじめ、各企業の多くが既に対策を実施していても9月の1か月間に1,408人もの救急搬送が発生しています。
また、初診時における傷病程度別(構成比)では、
・死亡 10人 構成比 0.1%
・重症 142人 構成比 1.5%
・中等症 2,865人 構成比 30.1%
・軽症 6,493人 構成比 68.1%
入院診療(中等症)以上のなった者は3,017人 構成比 31.7%
業務上においての救急搬送された労働者も入院診療(中等症)以上のなった者に多く含まれている推察されます。
業種毎の熱中症による労働災害の発生状況について、今後労働局より詳しいものが公表されることと思います。しかし、実際のリスクについては各企業毎に様々。
本年に大きな熱中症事案がなくほっとしている担当者も多いでしょうが、夏季の記憶が新しい今の内に本年度にあった熱中症のリスクや取り組んだ対策に関する問題点等を纏め、来年度に活かせるようにすることが大切です。
熱中症による救急搬送状況については(外部リンク):
総務省消防庁>報道発表等>
2019年9月の熱中症による救急搬送状況(令和元年10月29日)
https://www.fdma.go.jp/
pressrelease/houdou/items/
e9b6abe9eef06bdaceac762f1d8c2a551b07510f.pdf
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