2020/03/23

新型コロナウイルスによる影響により繁忙と閑散とする業種に明暗が分かれる。

 新型コロナウイルスによる影響が収まらないため、各企業では業務が閑散と繁忙の両極端となり、閑散とした業種では助成金の活用による雇用維持の施策が進められています。
 一方、繁忙となっている業種では、終わりのない業務過多により、何れ発症者による欠員の発生。資材等の供給不足による業務停止への備えが必要となっています。

 新型コロナウイルスによる休業に注目が集まる一方、新型コロナウイルスにより需要が伸びている医療品や薬品。消費が増えている冷凍食品など、様々な分野では予想外の需要増加により繁忙状態となっています。
 閑散とする業種に注目が集まっていますが、繁忙状態の業種では予想外の需要増加により生産が追い付かないなどの弊害が発生しています。
 新型コロナウイルスによる影響による需要増加が続く期間が見通せないだけに、安易な生産規模の拡大は難しく、また拡大するにしても相応の準備期間が必要となります。
 繁忙状態となっている業種では、既存の設備・人員により需要増加に対して急場を凌いでいる状態なのではないでしょうか?

 パンデミックという大変特殊な状況にあり、致し方がない部分もありますが、直接関係する必需品となる衛生用品や医薬品といった生産現場では、可能な限り生産に尽力が求められる状態にあります。
 しかし、既に生産に必要となる資材供給の遅れ。生産現場での従業員等の感染等による欠員の発生が懸念される状態にあり、影響が収まるまで持続的に生産活動を維持できるかについては、頭を悩ませる企業も多いかと思います。

 このような企業で現実的にとりえる対策としては、
 ①十分以上の余剰資材の確保
 ②従業員に感染者が発生した際に影響をうける範囲の限定 などがあります。
 特に「②従業員に感染者が発生した際に影響をうける範囲の限定」では、予め社内の移動範囲を部署やフロア等を定めて制限する対策が有効です。
 これまで以上に業務に不必要なフロアに立ち入らないというのは当然ですが、更に一歩進めて移動を必要としない方策に改めることが重要。
 また、感染者が発生した際に感染者がいたフロア等の消毒や換気手順(換気時間や換気の方法)を定め、感染者が発生後も拡大しない最良の手順を準備しなければなりません。

 今後、ウイルスが感染能力を維持する時間や条件など、詳細な情報が公表されるの合わせ、手順等の整備が求められます。

 職場での具体的な感染対策については、
 庶務 総務のお仕事 > 新型コロナウイルスに関する企業対策
 > 職場での具体的な感染対策

関連記事

コメント

非公開コメント

ブログランキング参加中!お役にたった情報がありましたら是非応援のポチッをお願いします。 にほんブログ村 経営ブログ 人事労務・総務へ